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脂肪(脂質)ってどんな栄養素?分類や働きをわかりやすく解説!

脂肪とは何でしょうか?

ダイエットするには悪者と考えがちですが、人間の身体を構成する重要な栄養素でもあります。

今回は脂肪について解説します。

 

脂質(脂肪)とは何か?

脂質とは、糖質やタンパク質と並んで身体を動かすエネルギー源となる物質です。

ちなみに、

脂質≒脂肪≒あぶら

で呼び方による明確な区別はありません。

脂質は水には溶けませんが、エーテルなどの有機溶剤には溶けるという特徴があります。

また、ごま油やオリーブオイルのように常温で液体のものと、牛脂のように常温で固体のものがあります。

動物性の脂質は常温で固体のものが多く、植物性の脂質は液体のものが多いです。

 

脂質を摂りすぎると太ってしまうだけでなく、脂肪細胞が異常に大きくなることで身体の様々な機能が悪くなります。

ただし、脂質には重要な働きが多いので、ダイエット中でも少しは摂取したほうが良いです

 

脂質の役割

体内での脂質の役割のうち、特に重要なのは下の4つです。

  • エネルギー源となる
  • 細胞膜の材料となる
  • ホルモンなどを分泌する
  • 衝撃や寒さなどを防ぐ

 

筋肉や内臓のエネルギー源となる

脂質は主に筋肉でエネルギー源として使われます。

脂質1gあたり9kcalのエネルギーを作り出せるため、糖質やタンパク質(1gあたり4kcal)と比べて同じ量で大きなエネルギーを生み出せます。

このため、摂取カロリーが過多の場合、身体は飢餓に備えて脂肪を貯蓄しようとするのです。

糖質やタンパク質が余った場合も、脂肪に変換されて貯蓄されます。

 

細胞膜の材料となる

脂質のうち、リン脂質や糖脂質、コレステロールは細胞の膜をつくる材料となります。

膜が無ければ細胞の形を維持できずに壊れてしまうため、生命の維持に必須の栄養素です。

 

ホルモンなどを分泌し、身体の正常な機能を保つ

身体についた脂肪は悪者だと思われがちですが、ホルモンを分泌して身体の機能を調節するという重要な役割があります。

食欲を抑える作用のある「レプチン」や血管を健康に保つ「アディポネクチン」など…

また、コレステロールは女性ホルモンの材料にもなるため、特に女性はある程度の脂肪は必要です。

 

衝撃や寒さなど、外的な要因から内臓を守る

皮下脂肪として身体を覆うことで、物理的な衝撃から内臓を守っています。

断熱材としての機能もあり、寒い環境でも体温を一定に保つのを助けます。

 

脂質の種類

脂質はその構造から3種類に分類できます。

  • 単純脂質
  • 複合脂質
  • 誘導脂質

1つずつ見ていきましょう。

 

単純脂質

脂肪酸とアルコールが結合したものです。

単純脂質の1つであるトリアシルグリセロールは中性脂肪とも呼ばれ、皮下や内臓の脂肪組織に貯蓄されます。

貯蓄された脂肪はエネルギー源となるほか、衝撃を和らげたり体温を一定に保つ働きがあります。

 

複合脂質

単純脂質の構成に加え、リンや糖などを含んだものです。

脂肪酸、グリセロール、リン酸が結合してできたリン脂質は、水になじみやすい部分(親水基)となじみにくい部分(疎水基)があり、細胞膜の材料として重要です。

脂肪酸、グリセロール、糖が結合した糖脂質は脳や神経などに豊富に含まれ、脳や神経の細胞をつくるのに役立ちます。

誘導脂質

単純脂質や複合脂質が分解されてできたものです。

脂肪酸コレステロールなどがあります。

コレステロールは特に重要なので、下で詳しく解説しています。

 

コレステロールとは?

脂質の1つとして重要なコレステロールについてです。

コレステロールは、リン脂質と一緒に細胞膜の材料となるほか、ホルモンの材料にもなります。

特に、コレステロールからできるステロイドホルモン性ホルモンはダイエットや身体作りをする上でも大切なホルモンです。

コレステロールは無くてはならない物質ですが、多すぎると血管につまるなどの悪影響があるため注意が必要です。

動物性の、常温で固形の脂質はコレステロールを上げますが、魚油や大豆油などはコレステロールを下げます。

動物性の脂質は摂りすぎないように意識しましょう!

 

さいごに

いかがだったでしょうか?

脂質は身体にとってとても重要な栄養素ですが、摂りすぎはNGです。

適度な量を摂取するように心がけましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!